角山陶苑(かくざんとうえん)の歴史
常滑焼きは中世から続く日本を代表する6つの窯場「日本六古窯 (ろっこよう) 」の一つです。六古窯は越前・瀬戸・常滑・信楽・丹波・備前の総称で、その中でも常滑焼きは当時の最大規模の産地であったといわれています。
帝国ホテル旧本館には常滑で焼かれた煉瓦が使用されており、うつわ (器) だけではなく、建材などの幅広い分野で活躍しています。
常滑焼きで作られた主な生産品としては土管や大物の壺、急須、盆栽鉢があります。
角山陶苑は1900年ごろに前身の「渡角製陶所」が創業し大物の甕や盆栽鉢の生産をしていました。
その後名前を角山陶苑に変え、2000年頃から建物を改装して陶芸体験が始まります。
常滑の焼き物の中心地「焼き物散歩道」の中で角山陶苑は幅広い人に陶芸を体験していただき、この大量生産の時代に手作りの一点物の魅力を伝えていきたいと思っています。